1. エラーコード「103」とは?
給湯用のバーナーが、排気詰まりなどの理由で正常に燃焼できず、安全のためにパワーを落として(能力低下させて)運転している状態です。
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102との違い: 102はお風呂の追い炊きトラブル、103はシャワーや蛇口から出るお湯のトラブルです。
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症状: シャワーの温度が安定しない、お湯の出が悪い、設定温度まで上がらないといった現象が起こります。
2. 【重要】まず確認すべきチェックリスト
103エラーが出た際、ユーザーがまず確認すべきポイントは以下の通りです。
① 排気口・吸気口の閉塞(最優先)
給湯器本体の排気口(温風が出る場所)の前に、ゴミ箱や自転車、スタッドレスタイヤなどを置いていませんか?また、吸気口に埃や落ち葉が張り付いていないか確認してください。
冬場の場合: 雪が吹き込んで排気口を塞いでいるケースが非常に多いです。
② 給気フィルターの掃除(屋内設置形のみ)
家の中に給湯器があるタイプ(FF式など)の場合、本体の下部などに給気フィルターがついている機種があります。ここが埃で詰まると酸欠状態になり、103エラーが出ます。
③ リセット操作
一時的なシステムエラーの可能性があるため、一度リセットを試みます。
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リモコンの運転スイッチを「切」にする。
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約10秒待ってから、再度「入」にする。 これで消えない場合は、物理的な故障の可能性が高まります。
3. なぜ「能力低下運転」になるのか?(原因)
このエラーの主な原因は**「空気不足」**です。
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熱交換器のフィン詰まり: 長年の使用で、内部の部品(熱交換器)にススが溜まり、排気の通り道が狭くなっている。
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ファンモーターの回転不足: 空気を送るファンが劣化し、必要な酸素を送れていない。
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一酸化炭素(CO)センサーの作動: 不完全燃焼の兆候を検知し、事故を防ぐために出力を制限している。
4. 修理か交換かの判断基準
エラー103は「だましだまし動いている」状態ですが、**放置すると突然完全停止(エラー920や930など)**し、一切お湯が出なくなります。
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購入から7年以内: 部品交換(ファンモーター等)で直る可能性が高いため、修理がおすすめ。
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購入から10年前後: 内部の熱交換器が寿命を迎えている可能性が高いです。修理費用が高額(数万円〜)になることが多いため、買い替えを検討するタイミングです。



