リンナイの給湯器を使用しているとき、リモコンに「19」というエラーコードが表示され、お湯が出なくなってしまうことがあります。
「19」と表示されると、給湯器が故障したのではないかと心配になりますよね。
リンナイ公式によると、エラーコード「19」「190」「191」は、機器内の12V回路ショート、またはリモコンケーブルの地絡が発生した場合に表示されます。
今回は、エラーコード「19」の意味や、まず試していただきたい対処方法、修理が必要になるケースについて詳しく解説します。
リンナイのエラーコード「19」とは?
エラーコード「19」は、給湯器内部の電気回路やリモコンとの通信に関係する異常です。
リンナイ公式では、以下のように案内されています。
- 機器内12V回路ショート
- リモコンケーブル地絡
つまり、給湯器内部の12V電源系統でショートが発生していたり、リモコンにつながっているケーブルに異常が発生したりした可能性があります。
単純なリモコン操作の問題ではなく、給湯器内部の部品や配線が原因となっている場合もあるため、何度もエラーが出る場合は注意が必要です。
まずは運転スイッチを「切」にする
エラーコード「19」が表示された場合、まず試していただきたいのが給湯器リモコンの運転スイッチを一旦「切」にして、再度「入」にする操作です。
リンナイ公式でも、運転スイッチを一旦切り、再操作する方法が案内されています。
対処の流れ
- リモコンの運転スイッチを「切」にする
- しばらく待つ
- 運転スイッチを「入」にする
- エラーコード「19」が消えたか確認する
- お湯が正常に出るか確認する
再操作によってエラーが消え、通常どおり使用できるようになる場合があります。
ただし、一度エラーが消えても、再び「19」が表示される場合は、何らかの不具合が残っている可能性があります。
エラーコード「19」が消えない場合は?
運転スイッチを一旦切って再操作しても「19」が表示される場合、リンナイ公式では機器の不具合の可能性があるとしています。
考えられる故障箇所として、次の部品などが挙げられています。
- 水量サーボ
- リモコンケーブル
- 電装ユニット
これらは給湯器内部の電気系統や制御に関係する部品です。
そのため、給湯器本体の内部を開けて配線を確認したり、電装部品を交換したりする作業は、一般のお客様が行うものではありません。
「12V回路ショート」とは?
「12V回路ショート」と聞くと難しく感じますが、簡単にいうと、給湯器内部にある低電圧の電気回路で異常な電流の流れが発生している状態を指します。
給湯器には、燃焼を行うための部品だけでなく、センサーや水量を制御する部品、リモコンなどを動かすための電気回路があります。
その電気回路のどこかで異常が発生すると、給湯器が安全のために運転を停止し、エラーコードを表示することがあります。
「19」の場合は、その原因の一つとして機器内12V回路のショートが考えられます。
「リモコンケーブル地絡」とは?
もう一つの原因として挙げられているのが「リモコンケーブル地絡」です。
「地絡」とは、電気回路の配線が本来接続されていない部分に接触してしまうなど、正常ではない電気の流れが発生する状態です。
リモコンと給湯器本体をつないでいるケーブルに異常があると、エラー「19」が発生する場合があります。
特に、リモコンを交換した後や配線工事を行った後などにエラーが発生した場合は、リモコン側だけでなく、配線も含めて点検する必要があります。
自分で確認できることは?
エラー「19」が表示された場合、まずお客様自身でできる確認は、リモコンの運転スイッチを一旦「切」にして、再操作することです。
一方で、給湯器本体のカバーを外して内部の配線や電装基板を確認することはおすすめできません。
給湯器には電気・ガス・水が関係しており、内部には感電や故障につながる可能性のある部分があります。
そのため、
「エラー19だから自分で配線を抜き差ししてみよう」
と考えて給湯器内部を触るのは避けましょう。
こんな場合は修理を依頼しましょう
次のような症状がある場合は、専門業者またはリンナイへ点検・修理を依頼することをおすすめします。
- 運転スイッチを入れ直しても「19」が消えない
- エラーが何度も再発する
- お湯が出ない
- 給湯器が運転しない
- リモコンの操作ができない
- リモコンや給湯器の配線工事後にエラーが出る
- 給湯器から異常な音や臭いがする
特に、エラーが繰り返し表示される場合は、単なる一時的なエラーではなく、部品や配線などに不具合がある可能性があります。
エラー「19」の修理費用は?
リンナイ公式FAQでは、エラー「19」「190」「191」の修理料金の目安として、**18,900円~56,900円(税込)**が案内されています。
ただし、これはあくまで修理料金の目安です。
実際の費用は、故障している部品や作業内容、設置状況などによって変わります。
また、リンナイ公式では、訪問した場合に修理を行わなくても出張費や故障診断料などが発生する場合があると案内しています。
そのため、修理を依頼する際は、事前に費用について確認しておくと安心です。
給湯器の寿命が近い場合は買い替えも検討
給湯器を長期間使用していて、今回のエラー「19」以外にも不具合が頻繁に発生している場合は、修理だけでなく買い替えも選択肢になります。
特に、修理費用が高額になる場合や、今後も別の部品が故障する可能性が考えられる場合には、給湯器の使用年数と修理費用を比較して判断するとよいでしょう。
「エラーが出た=すぐ交換」というわけではありません。
まずは故障箇所を点検してもらい、修理と交換のどちらが適しているのか相談することをおすすめします。
まとめ|エラーコード「19」は無理に自分で直さない
リンナイ給湯器のエラーコード「19」は、機器内12V回路ショートやリモコンケーブル地絡が発生した際に表示されるエラーです。
まずは、
「運転スイッチを切る → 再度入れる」
という操作を試してみましょう。
それでもエラーが消えない場合は、給湯器内部の部品やリモコンケーブルなどに不具合がある可能性があります。
給湯器本体を分解して内部を確認するのではなく、専門業者やリンナイへ点検・修理を依頼しましょう。
なお、リンナイでは型式から取扱説明書を検索できるサービスも用意されています。給湯器の型式を確認して、取扱説明書でエラー表示について確認するのもおすすめです。



